*** Bass DataBass 外伝 ***
Bass DataBass の生い立ちを少々
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** 第1章 Bass DataBass 誕生 **
** 第2章 Bass DataBass の7年半 **
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** 第2章: Bass DataBass の7年半 **
* 一時休止宣言 *
2006年8月15日をもって Bass DataBass を一時休止することになりました。
いつ、どんな形で再開するかは未定。そんな訳でとりあえず区切りの意味合いで少々書いてみました。
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バス釣りを始めたのが10年前の1996年秋。1999年1月のHP開設以来ここまで特に中断することもなく更新を続けることができました。
僕は実は不精者。なので7年半もHPが続いたのは奇跡ともいえます。
なぜだろう。
たぶん、更新するのに自分なりにハードルを設けてむやみに更新しなかったのが、結果的には長続きすることになったようです。
最初は誰でもコンテンツをたくさん作って、更新頻度も頻繁に頑張りますよね。僕がそれをやるとあっと言う間に飽きてしまい続かない。
それが最初からわかってたので、釣れた時しかReportは書かない、お気に入りしかGearに載せない、など基準を作ったのがよかったみたい。
それと、僕は冬の3ヶ月間は釣りには一切行きません。と言う事はReportは中断。
そのかわり年に1度しか更新しないDataやAwardというコンテンツをオフシーズン用に作ったのが、HP作成のメリハリとなりこれもよかった感じ。
そして何よりHP自体が僕にとってある意味財産となったのが一番大きいかも。
個人的なデータベース、と言うのがそもそもHPのコンセプト。続けるほどデータが蓄積されデータベースとしての価値が増してきたのです。
さらに、この10年はバス釣りが私生活の中心でした。だからHPはこの10年の自分史みたいなものなのです。
* バスフィッシングの将来像 *
僕がバスフィッシングを始めた1996年と言えばちょうどブームになっていた頃です。
ブームとは関係なく始めた僕にとって、ブームが去った今はある意味快適に釣りができるので好都合です。
一方で、外来種ということでの逆風が吹き始め、バスフィッシングの将来に暗雲がたちこめてきました。
どうあるべきか、は立場の違いなどで意見も様々。万人が納得する結論はありません。
それもあって、HPや掲示板では僕は意図的に発言を避けていましたが、あくまで私見ということで最後に僕なりの意見を少々。
1. ブラックバスは外来種
外来種は在来種に影響を及ぼします。これは紛れもない事実。論点のスタートポイントはここにまずあるべきです。
「ブラックバスがかわいそう」という意見がありますが、たとえバスに罪はなくとも、まずは在来種を優先に考えるべきです。
ただし、外来種=害、かどうかは、在来種への影響の有無や程度、そして外来種の存在価値で結論はかわってくるはずです。
2. ブラックバスの在来種に対する影響
ブラックバスが日本の小魚を喰い尽くす...。 本当でしょうか?いささか感情論が先行して特にマスコミに扇動されている面があると思います。
「○○でブラックバス駆除」という記事を見かけますね。しかし更によく読むと、バスの捕獲数は僅かで大半は実はブルーギルなのです。
バサーなら体感的に納得でしょう。バスのいるフィールドには必ずギルもいる。そしてギルの方が圧倒していることを。
ギルはバスと違い雑食性が強く魚の卵まで食べます。勿論バスの卵も標的。在来種への影響はギルの方が大きいことが推測されます。
余談ですがバスは小魚を食い尽くすほど名ハンタ-でないですよね。捕食が下手。これもバサ-ならミスバイトの多さで体感的に判ると思います。
ギルの方が悪い、バスは在来種に影響は無い、と言っているのではありません。
ギルやバスの影響を客観的に調査し真の原因を突き止めないと、膨大な駆除の労力の割には結果的には在来種保護になりません。
実は環境汚染も在来種を減らしているのではありませんか?であればなぜ環境対策を施さないのでしょう。もっと調査すべきです。
3. ブラックバスが居ても良い場所、悪い場所
ブラックバスが居てはいけない場所は、在来種が絶滅する恐れがある場所です。
基本的には、食物連鎖が正しく機能する限りブラックバスが入ってきたとしてもそこにいる全ての魚が絶滅することはありません。
ただし、その中に絶滅寸前の希少種がいる場合は、この種のみが先に絶滅する可能性が大きく、その場合はバスは居てはいけない場所です。
バスが居ても良い場所は、人間によるバスの管理ができる場所。
例えば水族館。今はどうか知りませんが八景島シ-パラダイスにバスがいました。外部に流出する可能性がほぼゼロと管理は徹底されてます。
管理レベルが若干落ちますが、管理釣り場もOKでしょう。フィールド自体が人工的に作られている訳ですから。
では、リザーバーはどうでしょう。人工的に作られたのでそもそもそこにいる「在来種」はある意味存在せず一度破壊されている訳ですよね。
勿論リザ-バ-への流入、流出河川へのバスの影響次第ですが観光資源としての活用も含めバスの存在を認めてもよいのではないでしょうか。
野池も小さなリザ-バ-ですね。ただし個人所有の池もあるのでこれはバスの存在のみの問題ではなく釣り人のモラルが問われる部分ですが。
このように、在来種の種類や数と、人間によるバスの管理ができるかどうかで、バスが居ても良い場所はある程度はあるべきかと考えます。
4. ブラックバスの駆除と管理
ブラックバスは外来種であり、僕はバスがどこにでも居るという状況は正しいことだとは思いません。
しかし全てを駆除するのは現実的に無理で、狙いを絞らないと結果として全く減らないまま希少種が絶滅、と最悪の事態になりかねません。
よって、以上をふまえ、ブラックバスが居てはいけない場所、に関しては駆除を徹底すべきと考えます。
バサーとしてこのように言うのは心苦しいのですが、それがバスにとってもバサーの未来にとっても必要なことだと思います。
バスの駆除にはお金がかかります。同様にバスが居ても良い場所の管理維持にもそれなりにお金がかかるかもしれません。
そのための資金源は、釣り具(あるいは業界)に対して何らかの税金(環境税)のようなものをかけ徴収すべきです。
本来は釣り人から入漁料をとるべきですが、これだと払わない者も現れ、不公平感がでて入漁料徴収のシステムが有名無実化しかねません。
また、これだけ全国各地にバスフィールドが広がってしまうと、全てのフィールドで釣り人から徴収することは不可能でしょう。
バスが居ても良い場所、は管理・開放する。認知された魅力的なフィールドであれば、そうでないフィールドからも釣り人が流れてくるでしょう。
やや論点が外れますが、人口の多い日本ではバス釣りの存在により他の在来魚が釣り人に乱獲されるのを防ぐ副次的な効果もあるでしょう。
これが、僕の考える日本のブラックバスとバスフィッシングのあるべき将来像です。
ここまでの意見はあくまで僕の2006年8月13日時点の個人的なもの。これからかわってくるかもしれません。
それほど外来種の問題は複雑でなかなか明確な答えがないものです。
でも、将来のため、絶えず問題意識を持ち続けることは大切なことです。
* 僕のバスフィッシングやHPの将来 *
2006年になってから、僕の生活環境が大きくかわってきました。
仕事がますます忙しくなりました。
どのフィールドに行くにも不便な藤沢から、さらに不便な横浜へと引越しをします。
さらに、相方と二人三脚の新しい生活も始まります。
これまでのようにバス釣り中心、という訳にはいかなくなってきました。
それもあってHPとブログは一時休止します。
でもバス釣りは辞められない!辞めない!
釣りは奥が深いです。10年経ちましたが、僕にはまだまだ発展の余地があります。未開拓の領域があります。
それがあり続ける限り、釣りは続けるでしょう。
HPやブログはどうするか...。でも新しい自分史を書き加えたり、新しいフィールドでのデータベースの構築もしてみたい。
無理のない範囲で、少し形をかえてでも、またいつの日か更新を再開したいと思っています。
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こうして2006年8月15日をもって、Bass DataBass は一時休止します。
少し充電もして、また復活できれば、と思っています。
(Aug/13/2006)
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